株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、システム運用に必要な機能をクラウド型で提供するサービス「mPLAT(エムプラット)」に、オラクルのクラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure (以下、OCI)」と連携する機能を大幅強化しました。

mPLAT は、OCI 環境の監視、ジョブ管理、IT サービス管理など、新たなシステム運用機能を実装しています。OCI は、エンタープライズ向けに最適化されたクラウドサービスとして、高い信頼性とスケーラビリティ、パフォーマンスを提供しています。

NRI では、2020年度に「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を世界で初めて採用し、自社データセンターの「NRIクラウド Fusion 区画」として導入を進め、自社システムをはじめとする本番システムを稼働させています。

mPLAT は、自社での運用実績に基づき、OCI に最適化された運用環境を強化・提供することにより、エンタープライズ向けの特徴を最大化し、効率的なシステム運用を実現します。また、自社データセンター外のパブリッククラウドもあわせたマルチクラウド運営を実現し、マルチクラウド全体での統一したサービスマネジメントを実現します。

mPLAT マルチクラウド統合運用イメージ

mPLAT マルチクラウド統合運用イメージ

mPLAT コスト管理ダッシュボード for OCI

mPLAT コスト管理ダッシュボード for OCI

mPLAT 統合管理コンソール

mPLAT 統合管理コンソール

mPLAT for OCI 監視項目一覧

mPLAT for OCI 監視項目一覧

※ Oracle Cloud Infrastructure Container Engine for Kubernetes(OKE):Kubernetes を活用して、コンテナ化されたアプリケーションをクラウドに構築、デプロイおよび管理する際に使用できるスケーラブルで可用性の高いサービスのこと。
※ Oracle Cloud Infrastructure Container Registry:コンテナ・イメージの安全な保存と共有を目的とした Oracle 管理の Docker レジストリ・サービスのこと。本番ワークフローの開発を簡略化できる。
※ Oracle Cloud Infrastructure FastConnect:専用のプライベートな高帯域幅接続を介して、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)の仮想クラウド・ネットワーク(VCN)に直接接続できるサービスのこと。
※ RBA:Run Book Automation(ランブックオートメーション)の略称で、システム運用において属人化された業務を自動化する技術のこと。発生したメッセージの切り分けに加え、「出力内容によってどう対応するか」など、人の判断を必要としていた「条件分岐」までをも自動化できる。
※ Docker(ドッカ―):ソフトウェアコンテナを用いたアプリケーションのデプロイメントを自動化する仮想化オープンソースソフトウェアのこと。ラップトップ、データセンターのサーバ、クラウドなど様々な環境に、分散アプリケーションを構築・配布・実行することができる。


mPLAT の ご紹介



  • mPLAT[エムプラット]

    mPLAT[エムプラット]

    mPLAT は、システム運用に必要な運用管理機能をクラウド型で提供するサービスです。Senju Family(センジュファミリー)をベースとしたシステム運用環境を、SaaS 型で提供しています。お客様は自社のオンプレミス環境やクラウド環境に運用管理基盤を用意することなく、mPLAT のサービスを使ってシステム運用をすることができます。

    ・詳細を見る ※NRIの Senju Family サイトへ

※ SaaS:Software as a Service の略称で、パッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、インターネット経由のサービスとして提供・利用する形態のこと。


関連ソリューション・サービス

・atlax / ソリューション・サービス / OCI(Oracle Cloud Infrastructure)

・atlax / ソリューション・サービス / クラウド運用

・atlax / ソリューション・サービス / コンテナ(Kubernetes)

※ コンテナ(container):アプリケーション・モジュールと実行環境をセットでパッケージングする仕組みのこと。より少ないコンピュータリソースで仮想化を実現するために、OS 上に構築されたアプリケーション実行環境を指す。
※ Kubernetes(クバネティス、クーベネティス、K8s):デプロイやスケーリングを自動化したり、コンテナ化されたアプリケーションを管理したりするための、オープンソースのシステムのこと。現在利用されているコンテナオーケストレーションツールの中でも、多くのシェアを持つ代表的なツールとなっている。


関連リンク・トピックス

・Oracle Cloud Infrastructure ※外部サイト(OCI サイト)へ

・Oracle Dedicated Region Cloud@Customer ※外部サイト(OCI サイト)へ

・2021/10/01 野村総合研究所、「Oracle Certification Award 2021」を「Oracle Cloud Platform (PaaS/OCI) 認定資格」分野において 2年連続で受賞 - 日々進化しつづけるオラクル製品を活用し 顧客のビジネス革新に貢献 -

・2020/03/13 野村総合研究所、専用パブリッククラウドを自社データセンターに導入 -「Oracle Dedicated Region Cloud@Customer」を世界で初めて採用 - ※NRIサイトへ

・2019/08/02 mPLAT が Oracle Cloud Infrastructure (OCI)に対応 - エンタープライズ向けマルチクラウドを統合運用管理 - ※NRIサイトへ

※ PaaS:Platform as a Service の略称で、アプリケーションを稼動させるための OS(基本ソフト)やミドルウェアなどのプラットフォーム一式を、インターネット経由のサービスとして提供する形態のこと。


お問い合わせ

NRIのマルチクラウド・マネージドサービス「atlax」では、OCI (Oracle Cloud Infrastructure)や クラウド運用をはじめ、ソリューション・サービス全般に関するご相談やお問い合わせを承っております。


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