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AWS re:Invent を みんなで振り返る! NRIの AWS 最新情報キャッチアップの取り組み
- 2023/01/30
はじめに
こんにちは、NRIの米澤です。
2022年11月28日 ~ 12月2日に、AWS 最大のカンファレンスイベントである「AWS re:Invent 2022」が ラスベガスで開催されました。
本ブログでは、re:Invent への参加報告と、re:Invent で発表されたアップデートをキャッチアップするための
社内勉強会の取り組みについて ご紹介します。
AWS re:Invent とは
AWS が 年次で開催している世界最大のカンファレンスとなっており、新サービスの発表や最新アップデート情報を提供するキーノート、2,000 を 超えるセッションで構成される「学習型カンファレンス」となっています。
re:Invent の スケール感
AWS が提供する「世界最大のカンファレンス」と謳われるだけあり、会場もラスベガス全域に跨っています。2022年度は The Venetian を メイン会場としつつ、北は Encore、南は Mandalay Bay まで 6つのホテルが会場となっており、期間中はシャトルバスや モノレールを駆使して セッションごとに各会場を行き来することとなります。まさに、ラスベガス全域が AWS 一色となり、re:Invent の スケールの大きさに驚かされます。
- AWS re:Invent 2022: キーノート会場の写真。
豊富なセッション
re:Invent では キーノートに加え、多くのセッションが提供されています。セッションは大きく、下記の内容で分類されています。
Leadership sessions
- クラウドコンピューティングの主要なトピックについて、AWS のリーダーから学ぶ。
Breakout sessions
- 60分程度のセッション。数名の AWS 社のエキスパートのプレゼンを聴講する。(希望者は Q&A も
可能)
Chalk talks
- AWS 社の エキスパートも参加される インタラクティブセッション。サービスの質問や意見交換を行う。
Workshops
- 2時間程度のハンズオンとなっており、テーマごとに環境が払い出され、各自でソリューションを構築していく。
Builders' sessions
- 10名以下の ディスカッション / ハンズオンセッションで、初心者向けから 専門的トピックまで 幅広いレベルで提供される。
この他にも、GameDay や Jam と呼ばれる 対抗型のハンズオンイベントなど、多くのセッションが開催されており、その数は最終的に 延べ 2,700 程度となっていました。
また、期間中は キーノートなどで発表された新サービスに関するセッションも 逐次追加されたり、Walk-up(当日キャンセルや 不参加の枠に 飛び入り参加するための枠)があったりするため、事前にセッションを予約できなかったからといって、手持ち無沙汰になることは 基本的にありません。
- AWS re:Invent 2022: セッションの様子(Workshops)
NRIの AWS 最新情報キャッチアップの取り組み
NRIでは、re:Invent といったイベントや、日々発表される AWS 最新情報をキャッチアップするために、エンジニアコミュニティ主体で 勉強会を実施しています。
週次勉強会
2015年頃から実施している 息の長い勉強会となっています。コロナ禍の影響を受けて、全面オンライン開催に移行した結果、参加する敷居が低くなったこともあり、NRIグループ全体で 様々な役職の社員が参加する場となりました。
この勉強会では、[1] AWS 公式サイトの What's New の読み合わせ、[2] 参加者による 個別トピック(ビジネス的なものから デベロッパー向けのものまで 幅広く)の 2本立てで 開催しています。
事例勉強会(年次)
AWS の構築だけでなく、お客様への提案や運用事例といった AWS ビジネスに関心があるリーダー層向けに開催している 勉強会となります。本勉強会の狙いとしては、下記の 2点となっています。
[1] 社内 AWS 案件の ナレッジベース / Know-Who 情報の蓄積。
[2] 顧客接点を持つ事業部層に 有識者を認知してもらい、相談しやすい社内環境を作る。
上記の 2つを主眼としてはいますが、AWS 案件事例を収集するという目的以外にも、「各 AWS サービスを システムに どのように組み込むかを学ぶ」といった自己研鑽を目的として参加する方も 非常に多くなっています。
Top Engineers Day
AWS Top Engineers に選出されたメンバーを中心に開催している勉強会となります。この勉強会では、AWS Top Engineers に選出されたメンバーより、各人の取り組み内容や 業務姿勢を共有することで、若手層・中堅層・潜在的 Top Engineer 層の モチベーションを向上させることを目的としています。
2022年度の Top Engineers Day の概要は、下記ブログにて 記載しておりますので、是非ご覧ください。
re:Invent reCap
こちらも、息の長い勉強会となっています。コロナ禍以前は、re:Invent に参加したメンバーが中心となって 新サービス・新機能を振り返ることが中心の勉強会でした。コロナ禍により re:Invent が 一部オンライン開催になったことを受け、ラスベガス現地の盛り上がりを社内で再現する 新しい形の勉強会に生まれ変わりました。re:Invent では 先述の通り、多くのサービスアップデートが発表されるため、「re:Invent で発表された ○○ を使ってみた」といった内容が多く、多数の若手社員が登壇しています。
本勉強会では、特に「楽しく AWS 最新情報をキャッチアップできること」と「気軽な登壇の場を提供する」の
2点に主眼を置きつつ、re:Invent のお祭り感を再現できるよう心掛けています。
2022年12月に開催した re:Invent reCap の様子をご紹介!
2022年12月22日、NRI社内の共創スペース CODO にて 社内 reCap の ウェビナー配信を行い、参加者数 約140名、そして イベント後のアンケートでは 満足度(5 段階中) 4.6 と、大盛況の会となりました。
- re:Invent reCap: 運営メンバー・登壇者一同。
本イベントでは、以下の 4つのコンテンツで お送りしました。
- 基調講演 振り返り …… NRIネットコム 上野 史瑛
- AWS 様による 注目アップデート解説 …… AWS 谷口 祐紀 氏
- re:Invent 参加者による 現地レポート …… NRI 矢野 純平・米澤 拓也
- 有志によるライトニングトーク …… NRI 佐藤 亨・山本 悠人・三輪 岳輝、NRIネットコム 高梨 友之
今回の re:Invent reCap では 初の試みとして、AWS 社より ソリューションアーキテクト(SA)の方をお招きし、re:Invent 期間中の 新サービス・アップデートを解説していただきました。re:Invent 期間中は アップデートの数が膨大となるため、NRIの案件やプロジェクトに役立てることができそうな 新サービス・アップデートにフォーカスして 解説いただきました。
参加者からは「新サービスを実際に触ったり、業務活用方法を考えたりしてみたい」 「アップデート数が多く、個人では深掘ってキャッチアップできていなかったが、特定サービスに絞って解説していただけため、新サービス・アップデートへの理解が深まった」といったコメントが多く寄せられました。
また、ライトニングトーク(LT)では、re:Invnet のタイミングで発表された「Amazon RDS Blue/Green Deployments」の リアルタイムデモや、AWS 初学者が 登壇資料を AWS Amplify で構築したりなど、登壇者の創意工夫が見られ、大いに盛り上がる会となりました。「LT で 実際にデモをしていただけたため、アップデート内容のイメージアップができた」 「若手社員が 生き生きと楽しそうに発表する姿を見て、自分も積極的に AWS を触ってみたくなった」などと、非常にポジティブな感想が多く寄せられました。
まとめ
本ブログでは、AWS の最新情報をキャッチアップするために実施している 社内勉強会について、ご紹介させていただきました。これらの活動は全て現場主体で ボトムアップ的に行っているものとなっており、参加者が AWS を より楽しく学べるように コンテンツを作成しています。
また、このような勉強会に多くのメンバーが参加・登壇している背景にあるものは、間違いなく「AWS に対する 関心・熱量」であると言えます。このような勉強会活動を継続していくことで、NRIグループにおける AWS の活用をより幅広く、促進していければと考えています。
関連リンク・トピックス
・atlax / クラウドの取り組み / AWS(Amazon Web Services) ※カテゴリーTOPページ
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