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    Azure Virtual Desktop
    & Windows 365 編

    - 2022/05/16

    河村 貴志 - Microsoft Azure



好きなクライアント OS は Windows 2000 Professional。こんにちは、NRIの河村です。



はじめに

先日開催された 巷で話題の「Azure Virtual Desktop & Windows 365」のウェビナーに参加してきましたので、
その感想をお話させていただきます。

よろしければお付き合いください。



AVD & Windows 365 って?

みなさん、テレワークしてますか? テレワークにあたって、なにが 一番不安ですか? やっぱり仕事のデータを持ち出すことによる、万が一の漏洩かと思います。

「テレワークはしたいが セキュリティは気になる」という悩みを解決する方法の ひとつが VDI(Virtual Desktop Infrastructure: 仮想デスクトップ基盤)です。

VDI は、PC を仮想化してしまって データを社外に持ち出さないため、安心して仕事ができるということで、コロナ禍の状況も相まって、導入企業がどんどん増えています。

ただ VDI 環境について、これまでは作るのも運用するのも非常にコストと手間がかかっていました。その課題を解決するべく Microsoft 社のクラウド「Azure」上で提供している VDI サービスが、AVD (Azure Virtual Desktop)と、Windows 365 になります。



AVD と Windows 365 の違いは?

じゃあ 具体的に「AVD と Windows 365 って何ができるの?」「どう違うの?」ということですが、Windows 365 には Business と Enterprise の 2つのプランがあるので、AVD と合わせて 3つのパターンがあり、それぞれ以下の特徴がありますので、皆様の目的に合わせて ご検討してみてください。


AVD (Azure Virtual Desktop)

[特徴]
- 細かいカスタマイズができる(環境構築が必要)。
- 費用は Windows ライセンス + Azure 利用料(従量)である。

[目的]
- 柔軟なリモートワーク環境、セキュリティ強化に使いたい。
- 管理の手間はかかっても、細かいカスタマイズを行いたい。
- 管理工数削減よりも、費用最適化を重視する。


Windows 365 Enterprise プラン

[特徴]
- AVD の管理要素の 一部を Microsoft 社が管理し、固定費用で提供される(固定費用版の AVD)。
- カスタマイズ範囲は、AVD よりも少ない。
- Azure インフラ設定が必要。
- 費用は、ほぼ月額固定制(Azure 通信料のみ 従量課金)。

[目的]
- 柔軟なリモートワーク環境、セキュリティ強化に使いたい。
- 細かいカスタマイズは不要。
- 費用最適化よりも、管理工数削減を重視する。


Windows 365 Business プラン

[特徴]
- ライセンス割り当てのみで すぐに利用可能。
- 費用は完全月額固定制(Windows 365 ライセンスのみ)。
- 仮想 PC は カスタマイズ不可。
- 完全独立環境(既存環境との接続不可)。
- 利用ユーザは 300人まで。

[目的]
- 協力会社等、一部ユーザ向けの 短期間リモートワーク環境。
- インターネット接続の環境について、社内ネットワークから分離する環境を 短期間で作りたい。



おわりに

AVD や Windows 365 の登場で、テレワーク環境は より簡単 かつ 安価に導入できるようになってきています!
この機会に ぜひご検討してみては いかがでしょうか?

(なおテレワークによる運動不足にはお気を付け下さい。私のように服の買い替えが必要になりますので (笑) )



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