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    データ分析基盤編

    - 2022/06/20

    河村 貴志 - Microsoft Azure



好きな分析官は ロバート・K・レスラー。こんにちは、NRIの河村です。



はじめに

先日開催された クラウドでのデータ基盤構築に関するウェビナーに参加してきましたので、概要と感想をお話させていただきます。

よろしければお付き合いください。



これからのデータ基盤

昨今、DX(デジタル トランスフォーメーション)の 重要性が強く叫ばれているなか、やはり重要なのは「データをどう扱うか?」ということかと思います。

そこで必要になるデータ基盤ですが「DX 以前 or DX 以後」で 求められるものが変わってきています。

具体的には、以下のような変化です。

[システムの形態]
- 変化が緩やか(5年ごとに更改)⇒ 変化が激しい(継続的な変更が必要)

[データのサイズ]
- GB ~ 数TB ⇒ 数TB ~ 数百TB(画像等のデータも扱うので、データ量は増大していく)

[データの種類]
- 構造化データ ⇒ 構造化データ + 非構造化データ

[データベースの種類]
- RDBMS 中心 ⇒ RDBMS + NoSQL + Analytic

[データの利用者]
- 比較的狭い ⇒ 広範囲で利用

※ 構造化データ:コンピュータが扱うことができるように 形式に従って記録されたデータ。
※ 非構造化データ:形式や順序など 明確に定義された構造を持たない不定形なデータ。画像や音声、動画データ等。


どうでしょう? 今までと同じデータ基盤で DX の荒波を超えていけそうでしょうか?

ゴーイングメリー号から サウザンドサニー号に乗り換えた 某海賊団のように、そろそろ乗り換えのタイミングではないでしょうか?



データ基盤に クラウドを使うメリットとは?

では「どうやって データ基盤を作ればいいのか?」ということですが、求められるのは、大量のデータ増加に対応できる「拡張性」、多種多様なデータベースを必要に応じて利用できる「柔軟性」、継続的な変化に対応できる「スピード」、そして それらを実現できる「低コスト」です。

そんな要求を満たすことができるものってあるの? 現代には、クラウドがあるのです。そう、クラウドを活用しましょう!

クラウドを使うことによって、ほぼ無限の拡張性、多種多様なサービスから必要なものだけを利用する柔軟性、迅速な環境構築、そして従量課金という形でのコスト最適化、これらが実現可能となります。



Microsoft Purview と データガバナンス

さて、データ基盤ができたとしても、うまく活用するためには、収集してほしいデータを検索できないといけません。そこで役に立つのが、「Microsoft Purview(旧: Azure Purview)」です。

Purview には、自動でのデータ収集、機密データの分類、検索に必要なビジネス用語の登録、登録した用語での検索、さらには どんなデータを誰がどのように扱っているのか、可視化できるようになっています。

Purview を使うことでデータの適切な利活用、いわゆる「データガバナンス」実現の 一助になります。



おわりに

「クラウドを最大限活用することが DX 実現の近道だ」ということを、今回 改めて実感しました。

Microsoft Purview は、昨年一般公開されたサービスです。「こんなものが欲しい」と思っていると、すぐにサービス化されるというのは、まさにクラウドと言ったところですね。

クラウド、そして Microsoft Azure の進化は、今後ますます加速していくことでしょう。
乗るしかない、このビッグウェーブに!



Microsoft Purview(旧:Azure Purview)の 関連ページ

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・Microsoft Azure / Azure のブログと更新プログラム / Azure Purview で どこにあるデータでも管理(2021/09/28 投稿) ※外部サイトへ



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